津田さん「演技、自然体で」
東京若越ク3年ぶり総会 トーク会登場
首都圏で活躍する県内出身の経済人や文化人らでつくる「東京若越クラブ」は5日、都内で本年度総会を開いた。新型コロナ禍で全会員を対象にした総会は3年ぶり。総会前には、福井市出身の俳優津田寛治さん(56)のトーク会が開かれ、会員ら約80人が、津田さんの福井弁を交えた軽妙トークを通じ、県人同士の絆を強め合った。
小林栄三代表幹事が「北陸新幹線の福井開業を1年半後に控え福井県内は盛り上がりを見せていると思うが、首都圏の“福井勝手応援団”として、この会もアクティブに活動していきたい」とあいさつ。事務局が▽今秋に福井の課題を自分事として考えるオータムセミナーを開催▽年明けに新春交流会の開催―などの事業方針を報告。本年度開講10年目となった「考福塾」(福井銀行、福井新聞社主催)にも、クラブから積極的に講師派遣をしていくことも確認した。
同クラブの催しに、津田さんが顔見せするのは初めて。トーク会では、先月出版した自らのパーソナルブック「悪役」の内容に触れながら、これからの俳優像について「本を出したことがいい転機となった。それまでの観客や視聴者に受けようとする演技ではなく、若い頃のような自然体の演技に原点回帰したい」と語った。時折、“得意”の福井弁も織り交ぜ会場を沸かせた。会場では「悪役」の即売会も行われた。(加藤佳紀)
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