古里の盛り上げ誓う

都内 東京若越クラブ総会

古里の盛り上げ誓う 都内 東京若越クラブ総会 首都圏に住む福井県出身の経済人らでつくる「東京若越クラブ」の本年度総会は28日夜、東京都内で開かれた。会員約70人が参加し、北陸新幹線県内開業を来春に控えた古里の盛り上げを誓った。
代表幹事の小林栄三・伊藤忠商事名誉理事(若狭町出身)はあいさつで「新型コロナウイルス禍の期間を含め、多くの新会員を迎えることができた。来春には新幹線が敦賀まで延伸する。会の取り組みのアイデアを寄せてほしい」と呼び掛けた。
7月入会の新会員は13人で、一人ずつ現在の仕事や古里への思いを話した。メンバーが講師を務める県内の若手社会人向けリーダー育成事業「考福塾」(福井銀行、福井新聞社主催)の活動説明もあった。
総会に先立ち、東京証券取引所社長の岩永守幸氏(福井市出身)と、共同通信社編集局長の高橋直人氏(越前市出身)がそれぞれ講演。岩永氏は地域を挙げて上場企業増加に取り組む新潟を例に「若者のUIターン先としても有効。福井も若越クラブをベースに取り組み、人材確保につなげられたら」と提案した。
高橋氏は衆院解散の時期について「岸田首相は原発処理水の海洋放出など課題をつぶしていってはいるが、支持率の低迷や物価高対策の手詰まり感など、解散判断を鈍らせる材料のほうが多い」と解説した。
同クラブは古里の福井を応援しようと2010年に設立された。事務局は福井新聞東京支社。(柴田裕介)

 



福井のニュースはこちらから

福井県の速報、総合ニュースサイト/福井新聞ONLINE
https://www.fukuishimbun.co.jp/