古里応援15周年祝う 東京若越クラブ 都内で総会

首都圏に住む福井県出身の経済人、文化人らでつくる「東京若越クラブ」の本年度総会と懇親会が25日夜、東京都内で開かれた。同クラブが「福井を勝手に応援する団体」として2010年に発足してから今年で15年。新会員15人を含む会員約80人が出席して節目を祝うとともに、それぞれの立場から故郷に貢献していくことを誓った。
代表幹事の小林栄三・伊藤忠商事名誉理事(若狭町出身)は「15周年を迎えても活動がマンネリ化しないよう、各会員が知恵を出して活動していこう」とあいさつした。乾杯の音頭を取った幹事の林正博・福井銀行会長は、県内課題として北陸新幹線の小浜・京都ルートや福井市東公園のアリーナ建設計画などを紹介し、首都圏からのバックアップを求めた。
昨年総会後に入会した新会員は、現在の仕事や古里への思いをスピーチ。メンバーが講師を務める県内の若手社会人向けリーダー育成事業「考福塾」(福井銀行、福井新聞社主催)の活動報告もあった。
幹事の三屋裕子・日本バスケットボール協会長(勝山市出身)が締めのあいさつに立ち、全員で「福井県がんばるぞー」と気勢を上げた。同クラブの事務局は、福井新聞東京支社が務めている。